組子職人の
作業台と道具

組子 木下正人 「道具」

木口削り台/豆鉋用の定規。組手切り台・・・花鉋用の定規。

罫引/何枚もの部材の表面に一気に筋を引き刻み、溝をつける道具。両刃の罫引はすべて手作り。

1:豆際鉋/指で抑えた時に邪魔にならないよう台木の端を傾斜させた、細部用の鉋。
2:白書/片刃の小刀。部材に細い筋を正確に引き刻む。
3:端金/鉄の角棒で木や部材を固定する。
4:コンパス/日本製。原図から地組の寸法の割り出しをする時に用いる。

花鉋/「葉っぱ」と呼ばれる部材を作るための組子専用の鉋。刃の形がVの字になっており、木目と垂直に引くのが特徴。麻の葉鉋、胡麻殻鉋など図案ごとの専用鉋があり、角度も決まっている。

1:油壷/刃の滑りを良くするための椿油。
2:糊/部材を組む時に使う木工ボンド。
3:竹の糊棒/手製。

1:曲矩/部材の寸法をとる時に用いるL字型物差。
2:金槌/半掛りにした部材を完全に地組に入れる。
3:くり小刀/曲面部分の部材の微調整に使う。
4:突き鑿/鉋で削りにくい狭くて、凸凹部分のある部材を薄く削る。

木下正人(きのした・まさと)略歴

昭和39年(1964) 8月6日福岡県大川市に生まれる
昭和57年(1982) 福岡県立大川工業高校卒業後、栃木県鹿沼市の建具屋に師事
昭和59年(1984) 栃木県鹿沼市の組子屋に師事
平成 2年(1990) 26歳で大川市に戻り、「木下木芸」設立
平成19年(2007) 大川地域ブランド「SAJICA」にてフランス・パリの展示会に出展
平成20年(2008) 同じくドイツ展示会に出展
平成21年(2009) 同じくドイツ展示会に出展